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女性がトリコモナスに感染したら膣炎を発症することが多いようです

2020年03月20日

トリコモナスは性行為で感染しますが、女性の場合は膣トリコモナス原虫が膣や子宮頸管へ感染するので膣炎を起こします。感染源が原虫なので、性行為以外でも稀にタオルや便器・下着からも感染することがあります。
男性が感染してもほとんど症状が出ないですが、尿道炎を発症することもあり膿が出るケースも見られます。女性の場合は膣炎の症状が多いですが、子宮頸管や膀胱・尿道への感染もあります。悪臭の強い泡状のおりものや、外陰部や膣内の強いかゆみがあるので掻くことでさらに症状が悪化します。

しかし、問題は膣炎などの症状がない人が20?50%くらいいるので、治療をせずに放置することで炎症が体内の卵管まで進み、将来は不妊症や早産などのリスクを高めます。

トリコモナスは原虫で大きさが0.1mmくらいしかない原虫で、それに感染することで膣や暴行へ炎症が起こります。泡状の匂いが強いおりものを伴ったり、膣の中が炎症を起こしているので熱いと感じるような激しいかゆみがあります。外陰部がただれるのでヒリヒリと痛くなりますし、これが排尿時にしみるので痛い症状が見られます。膣トリコモナス症は特に若年層から中高年層まで、幅広い年齢で感染者がいます。

下着やバスタオル・バスルームなどを共有することで感染する経路も見られており、性交渉がない女性や子供でも感染者がいるのが特徴です。また感染しても20?50%の人には自覚症状がないので、炎症をそのまま放置することになります。感染に気がついていないので炎症は卵管まで拡大することが多く、不妊や流産・早産しやすい体質になってしまいます。

トリコモナス症は他の性感染症と比べると、かゆみやおりものの症状が多くあらわれます。健康な女性にはもともと膣内に乳酸菌がいますが、この最近が膣の粘膜細胞内に存在するグリコーゲンを乳酸に代謝し、膣内の酸性度を保つことができます。これにより膣内に細菌が侵入したり繁殖することを防止していますが、トリコモナスはこの成分であるグリコーゲンを好んで食べることが特徴です。

その結果膣内を清潔に保つ菌が減少するため、乳酸が減っていき膣内の酸性度が上がります。それにより今まで繁殖が抑えられていて状況が壊され、悪臭の原因菌でもある大腸菌や、球菌・嫌気性などが増えるようになります。膣炎が最もわかりやすい症状ですが、その可能性があるときはできる限り早めに治療をすることで悪化を防ぐことが可能です。